20120518

ポイント欲しさに、なんかのアンケートに寄稿した感じの雰囲気の文章

3月11日、地震がありました。
私は茨城県に住んでいます。私の地域は三日間断水停電という状況でした。
その中で入ってくる情報と言えば東北の津波被害、原発。ツイッター等のSNSでは細かな情報と同時にウソの情報も大量に流れてきていました。
全てがドラマにしか見えませんでした。悲劇を報じ、感動を報じお涙頂戴。
自分の目で見てみたい、見なきゃいけないのでは。と思い始めました。

4月29日、30日と石巻専修大学に行きました。
ひどい状態でした。関東の人間が自分たちの土地で騒いでいるのがばかばかしく思えました。
他人事だし、そこに住んでいる人の気持ち、被害に遭った人の気持ちなんて分かりません。
けれど、始めて行った日のことを思い出すだけで、なんとも言えない気持ちになります。
偽善と言われればそれまでです。

私は石巻にボランティアに行き報道の不正確さを感じました。
ゴールデンウィークはボランティアを控えるように、という報道がされていたと思います。理由は様々だったと思いますが。
車内のラジオで、気仙沼など多くのボランティアセンターでは受け入れを終了と流れていました。
では、どこが受け入れしているの。多くのボラセンってどこ。という具体性がありませんでした。
私が行った石巻ボランティアセンターではニーズもありましたし、受け入れもしていました。むしろ報道の不正確さのおかげで、人が少ない用でした。ニーズはあるのに。
その後石巻もボランティア受け入れ終了。という情報も耳にしましたが、その情報が正確な情報なのかはわかりません。
報道を鵜呑みにしてはいけない。報道が全て正しいとは限らない。

月に1回のペースで行っています。
よく、行きたいけど、時間が。とかお金が無い、仕事がある、家族に反対されると言われます。
行く気があるなら、時間は作ればいい。お金は貯めればいい。仕事は上司を説得して休めばいい。家族を説得すればいい。ダメならそれは仕方がない。行く気が無いなら、『行かない』でいいじゃないか。理由で固めて行かないのなら、はっきり『行かない』と行ってくれた方が清々しい。

また、『東北の方は片付いたの』と良く聞かれます。
『片付く』ってどういうことでしょうか。どのように答えればいいのかわかりません。
2012年3/20に宮城県に行きました。今まで活動した場所を見て回りました。
瓦礫の山は瓦礫の山、廃車の山のままでした。むしろ瓦礫の山が増えていたりもしました。
家が取り壊され更地になっている所もあれば、未だ手着かず荒れた建物もありました。
『片付く』とは更地になったことで良いのでしょうか。
しかし、それだけではなく新しい家、お店ができているのも事実です。
浸水した家の掃除を手伝った事があります。その家の近くも行きました。変わらずその場所で生活しているようでした。
これも『復興』と言うものでしょうか。
『片付く』なんて一言では言い表せません。

高速道路無料処置が終了してしまったのは残念です。ですが、これからも変わらず行き続けます。
手伝える事があるなら、純粋に手伝い、堂々と「ありがとう」と言われようと。
他人の為ではなく、自分を納得させるためです。自分の為にすることが、人の為になるのなら。
偽善と言われても構わないです。偽善でもいいじゃないか。







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